名古屋市獣医師協同組合の歩みと役割
名古屋市獣医師協同組合は、1984年に当時の社団法人名古屋市獣医師会(現・公益社団法人名古屋獣医師会)が、会員同士の相互扶助と経済活動の促進を目的に設立しました。
設立当初から「相互扶助の精神」を大切にし、共同購買事業の充実や共同労務管理事業を進めてきました。まだ「動物看護師」という言葉が一般的でなかった時代には、全国に先駆けて「名古屋動物看護学院」を設立。獣医科助手の人材育成と確保に取り組み、業界の発展に大きく貢献してきました。1987年度には「優良事業協同組合」としてモデル組合に指定され、教育・情報事業部門で助成を受け、名古屋市商工協同組合に加盟しています。
現在では、名古屋市内の組合加入動物病院に加え、市外では中部動物病院協会(CAHA)の会員病院、さらに提携企業に対して、情報提供や共有活動を行っています。
近年は、人と動物を取り巻く環境が大きく変化する中、各動物病院の獣医師が日々努力を重ねています。そのなかで、当組合は“動物の視点”を大切にし、飼い主の皆さまや企業に向けて積極的に情報を発信しています。
名古屋市獣医師協同組合はこれからも、組合員病院への相互扶助を基本に、全国の関連組織と連携しながら、
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獣医師への情報提供
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動物看護師の育成
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飼い主様や企業へのペットに関する基礎知識の提供
を通じて、人と動物が共に安心して暮らせる社会づくりに貢献してまいります。
【活動報告】
【名古屋市獣医師協同組合員資格】
・公益社団法人名古屋市獣医師会会員であること
・獣医業を行う事業者であること
・組合の地域内の事業所を有すること
【名古屋市獣医師協同組合の沿革】
1:昭和58年(1983年)社団法人名古屋市獣医師会が全国初の自前の名古屋市獣医師会館を建設するにあたり会館の高度利用と会員の相互扶助、さらに自主的な経済活動の促進を目的として組合設立の準備に入る。
2:翌59年(1984年)3月3日、組合設立の認可を受ける。
3:創立以来、相互扶助の精神を基本に、組合の合理化、自主的経済活動の促進を図るため共同購買事業。及び共同労務管理事業として、全国初の名古屋動物看護学園を設立し獣医業界の発展のため獣医科助手の人材確保と集中育成にあたる。
4:創立2年目にして愛知県中小企業団体中央会誌の「組合紀行」の取材を受け、さらに商業・サービス業対策研究会の実施。昭和62年(1987)年度には優良事業協同組合としてモデル組合の指定を受け教育情報事業部門において助成を受ける。また、名古屋市商工協同組合協会にも加盟し、教育情報事業において名古屋市の助成を受ける。
5:平成28年(2017年)名古屋動物看護学院の経営母体を公益財団法人名古屋市獣医師会に移行し事務管理等の委託業務とし共同購買事業、組合ニュースの発行、動物看護士の卒後教育および高度の資格認定、組合推奨商品事業、組合指定推奨企業制度の確立を今後の組合活動として展開していく。
【名古屋市獣医師協同組合 事業内容】
<事業内容>
・名古屋市内の組合員病院と名古屋市外のCAHA
(中部動物病院協会)会員病院(350件)に毎月
「NVCAニュース」の発行。
・年に1回、名古屋国際会議場にて公益社団法人名古屋市獣医師会より獣医師向けの学会
・イベントのプロデュース。
・名古屋動物看護学院の委託運営及び、
看護師認定試験の実施。
・獣医推奨商品の認定と新商品のプロモーション事業。
・組合員・CAHA会員に対する共同購買事業。
・組合員・CAHA会員に対する保険斡旋事業。
・獣医師・看護師へのセミナーのプロデュース。
・看護師への卒後教育プログラムの実施。
・ペットと共存できる暮らしなどの市民公開講座の実施
等。












